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 忘れもせず、思い出しもしない
2008.05.04(Sun)
 映画「MY BLUEBERRY NIGHTS」を見た。主演はノラ・ジョーンズ、助演がジュード・ロウ。

 雨ににじんだネオンが綺麗な映画だと思った。失恋から立ち直る旅をする主人公、エリザベスについての物語と同じ位、ジュード・ロウ演じるカフェのオーナー、ジェレミーの物語が大事だった。むしろジェレミーという人はすごいなあ、と、思った。

 「話す」という場面が何度も出て来た。傷ついて、どうもならんくて、何かその人に訴えかけたい事もなく、この人ならただ聞いてくれるだろう。と、話す。自分で噛み締めまくった所で、それは苦くも美味しくてやめられなくなるだろう。噛まずに話してしまった方がいい事も多いと思った。そして、その誰かと、ずっと話していたければ、自然にそうするし、自然に唇を重ねるのでしょう。ねえ。そうよねえ。

 そうして、忘れもせず、思い出しもしない状態になったら、気がついたら次の曲がり角を曲がったって事なんだと思った。
 
 
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// 23:10 // 映画 // Trackback(0) // Comment(0)
 目のスナイパーは安定と余裕の上の仕事
2006.10.06(Fri)
camerawomen.jpg



 東京都写真美術館にて、期間限定上映だったドキュメンタリー映画「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」を見た。ライズXでやってた頃から逃しまくって、今回やっと見れた。

 ブレッソンが「これ」って言いながらプリントを見せてくれる。彼の中の瞬間は、常に瞬間を見る目で成り立っているから、彼は瞬間の連続でそれを逃さない事は素晴らしいと思う。写真にエピソードは要らない、というのが普通だけれども、私はマリリン・モンローはエピソード抜きでとにかく彼の撮ったマリリンの写真が素晴らしいと思った。一方で、彼の構成力ってデザイン的だなあと思う。私はそのデザイン性の高さが悪いコトとは思わないけれども、その実力の安定というか目線の安定がかえって瞬間を見させるのではないかと思った。安定の上に揺らぎがあって空気が動いてるというのが、確かに理想だなと思った。

 映画のプログラムが、まるでハードカバーのミニ写真集の様で秀逸だったので即購入した。素敵だ。
// 23:41 // 映画 // Trackback(0) // Comment(0)
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